1Password Teams Business 違い
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1Password Teams と Business の違い|機能と料金で選ぶ

1Password の Teams Starter Pack と Business の違いを、料金の損益分岐と SSO・SCIM・監査ログなどの機能差で整理。人数と要件のケース別にどちらを選ぶべきかを解説します。

約 11 分
1Password Teams と Business の違い|機能と料金で選ぶ

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1Password の法人向けプランには「Teams Starter Pack」と「Business」の 2 つがあり、どちらを選ぶかで料金と使える機能が大きく変わります。結論を先に言えば、10 人前後までで SSO や監査ログが不要なら固定料金の Teams、継続的に増員する見込みがある、または SSO・SCIM・組織全体の Watchtower が必要なら Business が基本線です。本記事では料金の損益分岐と機能差を整理し、人数と要件のケース別にどちらを選ぶべきかを示します。

Teams と Business で迷うのはどんなときか

1Password の法人プランは、最大 10 人までを 1 つの固定料金でまかなう Teams Starter Pack と、人数無制限のユーザー課金制である 1Password Business の 2 本立てです。どちらも「会社としてパスワードを一元管理する」目的は同じですが、対象としている組織の成熟度が違います。

迷いが生じるのは、たいてい次のような境目にいるときです。

  • 社員数がちょうど 10 人前後で、固定料金と従量課金のどちらが得か判断できない
  • 情シス担当を置き始め、SSO や監査ログといった「管理の仕組み」が欲しくなってきた
  • 今は小規模でも、半年〜1 年で人が増える見込みがある

想定読者は、10〜300 人規模で SaaS の導入を社内検討している情シス・総務・経営者です。判断軸は「料金 (固定 vs 従量)」と「管理機能 (特に SSO / SCIM / 監査)」の 2 つに集約されます。

料金の違いと損益分岐点

まず料金体系を押さえます。なお 1Password の価格は 2026 年に改定された可能性があり、以下の金額はあくまで目安です。契約前に公式の料金ページ1で最新額を確認してください。

プラン課金方式参考価格 (※2026-07 時点・要確認)対応人数
Teams Starter Packチーム全体で 1 つの固定料金月 $19.95〜$24.95 程度 (約 3,000〜3,800 円)最大 10 人
Business1 ユーザーあたりの従量課金月 $7.99〜$8.99 程度 (約 1,200〜1,400 円)/人無制限

損益分岐点は「固定額 ÷ ユーザー単価」でおおよそ計算できます。仮に固定額を約 $20、ユーザー単価を約 $8 とすると、20 ÷ 8 = 2.5 人。つまり 3 人以上なら固定料金の Teams Starter Pack が 1 人あたり割安になり、10 人まで (1 人あたり約 $2) はこの固定料金に含まれます。11 人目以降は追加席 (1 人あたり課金) を買い足して最大 20 人程度まで拡張できますが (※追加単価は公式要確認)、追加分は従量になるため 1 人あたりの割安さは薄れていきます。増員が続くほど、追加席の合計より Business の従量プランのほうが料金・管理とも読みやすくなる境目が来ます。金額が改定されても、この「固定額 ÷ 単価」の式で計算し直せば損益分岐はすぐ求められます。

パスワードの使い回しを全社で断ちたい段階なら、まず 1Password を小さく試して運用感を確かめるところから始められます。人数別のより細かいコスト試算は、姉妹記事の 1Password Business の社員規模別コスト目安 で表にまとめています。

機能で見る決定的な違い

料金以上に効いてくるのが機能差です。特に SSO・SCIM・監査系は Business 以上でしか使えず、ここが実質的な分岐点になります。各評価軸に一言の根拠を添えて整理します。

評価軸Teams Starter PackBusiness
料金体系固定 (小規模で予算が読みやすい)従量 (人数に比例、増減に柔軟)
対応人数10 人込み + 追加席で最大 ~20 人無制限 (拡大に対応)
SSO (OIDC)なし (ID 基盤連携ができない)あり (Okta / Entra ID 等と OIDC で統合)
SCIM 自動プロビジョニングなし (入退社を手作業で管理)あり (SCIM Bridge で自動化)
組織全体の Watchtower個人単位のみ組織横断でリスクを可視化
監査ログ / アクティビティなし (誰が何をしたか追えない)あり (Events API で SIEM 連携も)
カスタムグループ / ロール基本権限のみ部署・役割別に細かく制御
ゲストアカウント最大 5最大 20 (社外共有に対応)
ドキュメント容量1GB/人5GB/人
無料 Families ライセンスなしあり (社員の福利厚生に活用)
サポート標準サポート + オンボーディング資料専門チームの電話サポート (平日)・101 名以上は専任 CSM

上記の機能差は 2026-07 時点の整理です。仕様は変わり得るため、導入前に公式のプラン比較2で最新の対応状況を確認してください。SCIM による自動プロビジョニングの具体的な設定は SCIM Bridge の設定手順 で詳しく解説しています。

1Password Teams Starter Pack と Business の機能比較表 (SSO・SCIM・監査ログ・Watchtower の対応可否)
Teams と Business の機能差。SSO・SCIM・監査系は Business 以上でのみ利用できる。

人数・要件別のおすすめ

料金と機能を踏まえると、選び方はおおむね次のケースに分かれます。◯×ではなく「どんな条件ならどちらか」で見てください。

  • 10 人以下・SSO も監査も不要 → Teams Starter Pack。固定料金で 1 人あたりコストが下がり、小規模チームには最もコスパが良い。
  • 継続的に増員する見込み → Business。追加席を買い足すより従量課金のほうが管理もコストも素直で、人数の増減にそのまま追従できる。
  • 社員数は少ないが SSO / SCIM / 監査ログが必要 → Business。ID 基盤との連携や証跡確保は Teams では実現できない。
  • 社員への福利厚生として家族分もカバーしたい → Business。無料 Families ライセンスが効いてくる。

実務では「30 名を超えたあたりで、ロールベースのアクセス制御や詳細な監査ログが実質的に必須になる」という声が多く、この段階で Teams から Business へ移る企業が目立ちます。

法人利用で規模が大きくなるほど、料金より「管理をどう仕組み化するか」が選定の主軸になる、という実感を示した投稿です。招待から SSO / SCIM 接続、運用定着までの手順は 1Password チーム導入のオンボーディング設計 にまとめています。

人数と機能要件で 1Password Teams と Business を選ぶ意思決定フローチャート
人数と機能要件から Teams / Business を選ぶ意思決定フロー。

向いている人・向いていない人

Business が向いている人

  • SSO や SCIM で ID 基盤と連携し、入退社の権限管理を自動化したい組織
  • 監査ログ・アクティビティレポートで内部統制やセキュリティ証跡を残したい会社
  • 今後 1 年で人数が増える、または部署・役割別の権限制御が必要な組織

こうした要件が 1 つでもあるなら、1Password Business を選んでおくと後からの作り直しが不要です。導入前に無料トライアル (期間は公式要確認) で自社の ID 基盤と接続できるか試せます。

Business が向いていない人・代替案

  • 社員 10 人以下で、SSO も監査も当面いらない → コスト面では Teams Starter Pack が有利
  • 個人・家族利用が主目的 → 法人プランではなく Individual / Families が適切
  • パスワード管理を自前運用したい → Bitwarden 等の OSS 系も選択肢

Business 限定の魅力として、社員の家族まで無料で Families を使える点を挙げる利用者もいます。

一方で、この福利厚生は会社契約に紐づくため、解約時の扱いには注意が必要です。

まとめ

改めて整理すると、10 人前後までで SSO や監査が不要なら固定料金の Teams Starter Pack、継続的に増員する見込みがある、または SSO・SCIM・監査ログ・組織全体の Watchtower が必要なら 1Password の Business が基本の選び方です。料金の損益分岐は「固定額 ÷ ユーザー単価」で計算でき、機能要件が 1 つでも重なるなら Business を選んでおくと後戻りが要りません。まずは無料トライアルで自社の運用に合うかを確かめ、必要なら本記事の関連ガイドで導入手順まで詰めてみてください。


※情報は 2026-07-09 時点の内容です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

※本記事には PR を含みます。

Footnotes

  1. 1Password 公式 料金ページ: https://1password.com/jp/pricing (2026-07 時点。金額は改定される場合があるため要確認)

  2. 1Password 公式 Teams / Business プラン: https://1password.com/jp/teams (2026-07 時点)

よくある質問

料金体系と管理機能の 2 点です。Teams Starter Pack は最大 10 人までを 1 つの固定料金でまかなう小規模チーム向けプラン、Business は人数無制限のユーザー課金プランで、SSO・SCIM 自動プロビジョニング・組織全体の Watchtower・監査ログ・カスタムグループといった管理機能が使えます。小規模チームは Teams、本格的な法人運用は Business が基本の選び方です。

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